iPhoneのみで録音されたLossapardoの"Sleep (3 a.m.)"が素晴らしい
気になることを調べたものの、Twitterではシェア仕切れない量の情報になってしまうことがよくあります。そういうものをまとめて整理しておける場所があれば便利だなと以前から考えてたんですが、ようやく設置してみました。
たとえばサンクラやYouTubeで楽曲単位で出会ったミュージシャン。日本語の情報が少ないことが多いので、このブログで1エントリーごとに整理していこうかと思ってます。
一発目は、フランスのシンガーLossapardoと彼の楽曲について。
Lossapardo プロフィール:
フランス在住。アクリル絵画、アニメーション、音楽の3つの領域で活動しているパリ郊外出身のアーティスト。いずれも独学。instagramやYouTube、soundcloudを用いて作品を発表しています。2014年からスニーカーと絵画をミックスした『Fruit』というプロジェクトを開始。2016年からアニメーションを取り入れた表現を始めて、今年公開した『HOME ALONE(10:01 PM)』が初めての音楽作品になるそうです。
デビュー作『Home alone (10:01PM) 』
デビュー作『HOME ALONE』は、タイトルのとおり部屋にひとりでいる状況がテーマ。「自宅の方が快適だし、外に出たくない。雨や風の音を聞いていたい」という倦怠感を歌っています。
彼は「毎週土曜の夕方は絵画や作曲に費やす時間だ」と語っていて、その彼にとっておそらくとても大切な時間を音楽とアニメーションで表現しています。
『Sleep (3:00 AM) 』
18年7月時点の最新作『Sleep (3 a.m.)』は、おそらく前作の続きで土曜の夜中3時の状況を表現しているのだと思います。タイトルのとおり不眠症で午前三時まで眠れないことを歌っています。電話も拒否して一人でいることを望んで、結局そのまま寝れないのか・・・。
自分はSoundcloudで発見しましたが、前作同様アニメーションでも観ておくべきかも。
ピアノがギターに置き換わったものの、基本的に前作同様のしっぽりビート。ちなみにこの音源は(おそらく前作も)なんとすべてiPhoneで録音されたらしいです。すげー。The InternetのSteve Lacyみたいな感じですかね。若い人らにとってはもはやそういう手法は珍しいものじゃなくなってきてるのか。
Lassopardoとアニメーションについて
Lassopardoは、アメリカの若いビートメイカーやラッパー同様に日本のアニメに大きな影響を受けているそうです。特にお気に入りは『サムライ・チャンプルー』『ハンター×ハンター』や『ワンピース』、そしてジブリ作品。みんなここら辺好きだなあ。デビュー作『Home alone』のアニメの冒頭に出てくるアクリル絵画に、日本語の看板が描かれているのにも納得。特に、アメリカの『Cartoon Network』の大人向けプログラム『Adult Swim』で15年近く再放送が続いている『Cowboy Bebop』の影響は色濃いようで、「幼少期のノスタルジーとして『Cowboy Bebop』のサントラの音楽が染み付いている」と語るビートメイカーのインタビューも読んだことがあります。「不眠症」「家でひとりでいたい」「アニメーション」というLassopardoの音楽にまつわるキーワードは、lofi 界隈とも相性が良いなと感じます。aesthetic。時間シリーズは何時まで続くんでしょうか。ダルい日曜の午後3時くらいまで続けてほしい。
Lossapardo
参考
下記のmixの00:20~で使いました。
て感じで、調べてシェアしたいけどボリュームが多いものをブログでまとめていこうかと思います。定期的に更新したいけどどうなるか未定
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